小ロット対応 · スタートアップ
小ロットの衣料品製造:小規模ブランドが初回発注の費用を抑える方法
輸出向けの巨大工場は、1スタイルあたり3,000〜10,000枚を求めます。新興ブランドが小ロット対応のメーカーを見つける方法、最小ロットがある理由、「小ロット」の率直な意味、そして初回発注の費用を抑える方法をご紹介します。
衣料品ブランドを立ち上げる、あるいは成長させようとするとき、最大の壁となるのがMOQ、つまり工場が生産を引き受ける最小発注数量です。大規模な輸出拠点では、1スタイル・1色あたり3,000〜10,000枚を求めるのが一般的で、ラインナップを試そうとしているブランドにとっては資金繰り上、不可能な数量です。ここでは、代わりに小ロット対応のメーカーと取り組む方法をご紹介します。
MOQが存在する理由
どのスタイルにも準備作業が必要です。型紙、マーカー、生地の発注、機械の段取り替え、サンプル製作の一巡。大規模工場はそのコストを大量生産に分散させるため、小口注文は割に合いません。小規模で柔軟な工場は構造が異なり、1スタイルあたり約1,000枚でも採算よく生産でき、テスト発注を無駄なく抑えられるよう色の配分も工夫できます。
現実的に期待できるMOQ
- ニットのベーシック品(Tシャツ、ポロシャツ):小ロット対応の輸出工場なら1スタイルあたり約1,000枚から。これが、実際の生産の採算が成り立ち始める、正直な下限です。
- 約100枚未満になると、通常はプリントオンデマンドや地元の工房の領域となり、単価ははるかに高くなります。
- 生地の最小ロットが実質的な下限を左右することがあります。在庫生地を使えばMOQを低く抑えられます。
初回注文を小さく抑える方法
- 色を絞る:最小数量は通常、色ごとに適用されるため、3色を主力カラー1色にまとめれば、テスト発注は3,000枚ではなく1,000枚で済みます。
- 工場がすでに在庫している、または大量に仕入れている一般的な生地を使いましょう。
- まずは主力スタイル1〜2型から始めて消化率を確認し、その後に拡大しましょう。
- 成長計画を明確に伝えましょう。工場は、ともに成長できると見込むブランドに対しては、最小数量を柔軟に調整します。
小規模ブランドが見落としがちな陸揚げ原価の視点
MOQが低くても、関税で利益が削られては意味がありません。ネパールのようなLDCから調達すれば、ニットのベーシック品はEU、英国、カナダに無税で輸入されます。つまり、手頃な小ロット生産を、低いコストで陸揚げできるのです。その仕組みはこちらです。
成長するブランドのために
当社は小ロットに対応した工場です。最小発注数量は1スタイルあたり約1,000枚から。柔軟な生産計画と、成長するブランドが本当に必要とするきめ細かな対応をご用意しています。小さく始めて、売れ行きに応じて拡大してください。MOQマップにおける当社の位置づけはこちらです。 製品ラインを見る、または発売予定の商品をお聞かせください。
著者について
サントシュ・リジャルは、家族がネパールのファッション業界で30年にわたり築いてきた基盤の上に生まれた輸出向けニット製品工場、Trishakti Apparelを経営しています。ガインダコットの工場の現場から、調達、関税、生産について執筆しています。