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衣料品輸入のインコタームズ:ネパールからのEXW・FOB・CIFを解説
インコタームズは、各段階で誰が運賃を負担し、誰がリスクを負うかを決めるものです。衣料品の輸入におけるEXW、FOB、CIFの意味と、内陸国ネパールからの出荷方法を解説します。
「$3.20 EXW」と「$3.60 FOB」の見積もりは、実は異なる価格というわけではありません。含まれる内容が違うのです。インコタームズは、工場の責任がどこで終わり、貴社の責任がどこから始まるかを定めます。正しく理解しておけば、港での思わぬトラブルを避けられます。
最もよく目にする3つの条件
- EXW(工場渡し)——貴社が工場の出口で貨物を受け取り、その後のすべて(国内輸送、輸出、運賃、輸入)を手配します。表示価格は最も安くなりますが、貴社の手間は最も多くなります。
- FOB(本船渡し)——工場が輸出通関を済ませた貨物を、港で本船に積み込んで引き渡します。海上運賃と輸入は貴社が担当します。衣料品で最も一般的な条件です。
- CIF(運賃保険料込み)——工場が仕向港までの海上運賃と保険を手配・負担します。輸入通関とそこからの配送は貴社が担当します。
内陸国ネパールの輸送方法
ネパールには海港がないため、大量の海上貨物は陸路でインドの港(通常はコルカタ/ハルディアまたはヴィシャーカパトナム)へ運ばれ、そこから出航します。「FOBコルカタ」をよく目にするのはそのためです。サンプルや急ぎの生産分には航空輸送も利用できます。良い工場は、輸出書類や関税関連の書類を代わりに処理します。
航空輸送なら、FOBではなくFCAを
FOBは海上輸送と内陸水路輸送にのみ適用されます。「航空FOB」というものは存在しません。航空輸送に適した条件は、指定場所でのFCA(運送人渡し)です。当社の場合は通常FCAカトマンズで、輸出通関を済ませた貨物を、トリブバン国際空港にて貴社指定の航空会社またはフォワーダーにお引き渡しします。ICCは、コンテナによる海上輸送についてもFOBよりFCAを推奨しています。コンテナは積み込み前にターミナルで引き渡されるためです。当社の海上・航空ルートの仕組みはこちら。
どの条件で見積もるべきか?
輸入が初めてであれば、FOBまたはCIFのほうがシンプルです。工場が貨物を船に載せるところまで対応します。規模が大きくなり、自社のフォワーダーを持つようになれば、EXW/FOBで費用を節約できます。仕向地をお知らせいただければ、貴社に合った条件でお見積もりします。見積もりを依頼。
著者について
サントシュ・リジャルは、家族がネパールのファッション業界で30年にわたり築いてきた基盤の上に生まれた輸出向けニット製品工場、Trishakti Apparelを経営しています。ガインダコットの工場の現場から、調達、関税、生産について執筆しています。